「ポルトパラディーゾ・ウォーターカーニバルを振り返る」なんて記事を考えてたら、東京ディズニーランド,東京ディズニーシーのパスポート代金改定というニュースが出てきて大騒ぎ。TDRブログ界ではエテールノの余韻も何も吹っ飛んでますな。
パスポート代金改定は9月1日より実施ですが、施設増設のためと滞在型への牽引を名目にOLCは掲げてます。
滞在型ということでしたら、2デーパスポートは料金据え置きでも良かったように思いますね。
また、マーケティング戦略から見た場合でも、今回の改定は下策でしょうね。1デー,2デーの値上げは、たとえ金額が小さくとも、その心理的な障壁は大きなものとなります。煙草やビールだって同様ですよね。3デー,4デーが値下がりしたと言っても、+1泊の宿泊代金には程遠い。短期的には入場者数の減少は避けられないでしょう。
純粋に利益を求めるのならば、パスポート代金を100円~500円くらい値下げし心理的障壁を下げると共に、パーク内の飲食物,物品の値段を50円~100円ずつ値上げします。単純に値上げだとマズいので、ポップコーンやペットボトルドリンクなど定番品は値段据え置き。レストランメニューなどは順次終了して値上げした新メニューを展開。グッズも同様に販売終了→新商品展開。新メニュー,新商品は単純に売価を上げるのではなく、原価を下げて、利益率を高くしても可(というか、そのほうがベター)
下げたチケット代金くらいは、物販ですぐに取り戻せます。しかも、チケット売上よりも物販売上のほうがディズニー社に支払うロイヤリティも低く済むのもポイントです。
しかし、パスポート代金の値下げは、両刃の剣でもあります。パスポート代金は、さまざまなサービスの対価でもあるからです。キャストしかり、閉園後のメンテナンスや造園のコストしかり。
OLCが正当なサービスを提供しているという自負があるのならば、正当な対価をきちんと要求するべきで、卑下したり安売りする必要はありません。(この辺り、コミック「コンシェルジュ」藤栄 道彦 画/いしぜき ひでゆき の請け売り)
んで、KoZにとって今回の共通年間パスポートの値上げが、サービスの対価として妥当かどうか?
なかなか微妙なところです。少なくとも現時点では。
TDR三昧:アトモスフィアショーに年間1パーク3,000円!払っちゃうよ?にコメントしたように、+6000円でも、今まで以上のアトモスフィア・エンターテイメントを見せて/魅せてくれるのなら、充分に安いものです。
終わるレギュラーショーに代わる新たなショーがどのようなものになるのか。終わってしまった、あるいは近日中に終了するアトモスフィア・エンターテイメントに代わる新たなアトモスフィア・エンターテイメントは出てくるのか。
その辺りを見極めてからでないと、何とも言えません。
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